2007年7月9日月曜日

ナダルのブログ@WB07-15(最終)

2007年7月9日(月)


ハイ、みんな。

どこから始めよう?というか、どこで終わらせよう、と言うべきか・・・これが最後になると思う。ウィンブルドン2007が始まってからずっと書いてきたこの日記の最後だ。昨日の夜書くこともできたんだけど、多分それをやるのが一番いいことじゃなかったってことはみんな分かってくれると思う。

どうしてパリで最後のブログを書かなかったのか、たくさんの人に聞かれたよ。理由はハッキリしてる。僕たちはお祝いに出かけてて時間がなかったんだ。試合が終わった後、パーティが終わるまで僕は立ち止まることもなかった。ここでは今日は、というか昨日は、違ってたけど。

細かいことは言わないでおくよ。いろいろなことについて、どう感じたか、何を思ったか。ただ、この2週間のすばらしい思い出が残ったとだけ言っておく。僕は進歩したし、学んだし、いい試合をした。難しい試合をね。そして再び決勝まで来た。

決勝で起こったことはもうたくさん書かれたり分析されたり言われたりしてる。ひとつだけ言っておくと、僕は悲しかった。決勝に負けてすごく悲しかった。勝てると思ったんだ。ロジャーは最高の選手だ。みんなそのことは知ってる。でも昨日は僕にもチャンスがあったんだ。もう終わったことだから、これ以上考えない方がいいよね。(でもそれは難しいんだ!)

これは僕が試合について感じたことを書くためのブログじゃないけど、みんなが知りたいのはそのことだと思う。さっき言ったように、僕は悲しかった。すごく悲しかった。試合の直後はね。でもいつも言ってるように、僕は負けるのも上手ですぐに忘れるんだ。人生には、僕たちの住む世界には、本当にひどいことや深刻なことがある。試合に負けるのは、たとえそれが「あの」大会の決勝だったとしても、それで大きな影響を受けるのは僕だけだ。だから、それでいい。僕は対処できるから。また来年トライするし、上達し続けるよう一生懸命取り組むよ。

今夜はこのブログを家で書いてる(というか実は口述筆記だけど)。マナコールの僕の本当の家で。

夕べは静かな夕食を取った。トニおじさんとその奥さんのJoana Maria、ミゲル・アンヘルおじさん、ラファ・マイモ、ベニト、Tuts。それだけだ。

シンプルで、静かで、簡単な夕食。僕たちは夕食の間よく喋って、YouTubeで面白いものやスポーツ関係のものを見たりした。おじさんがサッカーをやってた頃を思い出して、偉大なサッカー選手のゴールを見たり。
何も特別なことはないでしょう?ハッピーな夜じゃなかったかもしれないけど、いいんだ。僕の父と母、妹、カルロス・コスタ、マリア・マグダレーナと他の人たちはIMGに夕食会に行って、それから少し眠って、ロンドンを朝早く発った。そういう予定だったから。

勝っても負けても、家族と一緒に6時のフライトを予約してあって、9:15に到着する予定になってた。だから僕たちは家を3:30に出て空港に向かった。あまり眠れなかったけど、少なくとも早く家に帰って1日多く休暇が取れる。多分金曜日まではここにいて、テニスはしない。

終わりに(as a closing thing)(表現が貧しくてごめん)、このブログを書くのを助けてくれた人たちに感謝したい。

毎日僕を助けてくれたPRマネージャーのベニト。僕にアイディアとファンからのフィードバックをくれた、僕のマネジャーで友達のカルロス・コスタ。
主催者で、僕に書くスペースをくれたThe Times。ここに書くのに求められるレベルを僕が満たしてるといいんだけど。将来、ここで第2のキャリアを持てるかもね。:-) 
この企画を進めてくれた新聞社のニールとジェイムズ、それから特に、僕たちにガンバを送ってくれたジェイムズに。

そして、このブログを読んでくれたみんな、僕を応援してくれたみんなに特に大きな感謝を捧げるよ。たくさんの人が読んでくれたそうだから、嬉しいよ。本当は、どうしても書くような気分じゃないこともあったけど、歩み寄ったんだ。だから、謹んで受けてくれなくちゃね。

みんな、ありがとう。

Rafa Nadal


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