2013年6月24日(月)
ナダルウィンブルドン1回戦敗退後のインタビュー
lost to Steve Darcis 7-6(4) 7-6(8) 6-4
何がうまくいかなかったのか、そして何がうまくいったのか、もし何かあれば教えてください。何が起こったのですか?
起こったのは、これがスポーツだということだ。いいプレーをして勝つチャンスがあることもあるし、最悪のプレーをして、相手がいいプレーをすれば、負ける。
それがスポーツのいいところだ。それだけだよ。
僕にとって今日いいことは多くなかった。ダルシーを祝福するだけだよ。彼は正しい決断をし、いいプレーをしたと思う。
コートで少し足を引きずっているのを見ましたが、負けたのにはケガや肉体的な理由があるのですか?
今日はそういう日じゃない。僕はすべての瞬間でベストを尽くそうとした。今日はそうできなかったけどね。
相手はいいプレーをした。僕にもチャンスがあったけど、ものにできなかった。芝は自分を、自分のゲームを適応させるのが難しいんだ。。大会の前にプレーするチャンスがなかったら、僕は今年なかったけど、もっと厳しい。自分のリズムを見つけることができなかった。
全仏の後、何をしていましたか?芝の前に、どれぐらいオフを取っていて、どれぐらい地元のハードコートなどで練習したのですか?
ここには火曜日に着いた。その前は家のジムでトレーニングして、長く成功の続いた一連の大会から体を回復させるために正しいことをしようとしていた。
これだけだ。特別なことはないよ。
この大会との関係で言うと、ハレでプレーできなかったことはどれほどの打撃でしたか?
今年はハレでプレーするチャンスはなかった。今話すのはつらい。今日重要だった唯一のことは、ハレでプレーすることはなかったけど、僕はもちろんプレーしたかったってことだ。
でも、過去に戻ることはできない。2週間前に戻ることはできない。起こったのはそういうことだ。僕にはそのチャンスがなかった。ベストを尽くしたけど、それは不可能だった。それしか言うことはできない。相手を祝福するだけだ。結局これは悲劇なんかじゃない。スポーツなんだ。
去年ここで負けた時と状況はどのように似ていますか、またはどのように違いますか。
比べることはまったくできないよ。こういう質問にどう答えていいのか、本当に分からない。
去年はロソルに負けた後、ケガをしていましたね。今はどういう状況ですか?
何について?
身体的な状態です。
さっきも言ったけど、今日はそういうことについて話す日じゃないと思う。しっかり回復して次の大会に備える自信があるよ。
ケガの後、ここまで夢に見た以上のプレーをしてきたんだ。僕にとってはすばらしいし、すごくポジティブなことだ。僕がいいプレーをするには、芝は難しいサーフェスだってことは分かってた。
今年はだめだった。今後の何年かはベストを尽くすつもりだよ。
ここ数日の練習で、1回戦が厳しくなりそうな兆候はありましたか?失望はどれほど大きいですか?
土曜日にここにいたよね?たぶん、僕にとって最も難しいサーフェスだと言ったよ。他のサーフェスよりも低い位置でプレーしなくちゃならないから。
それは本当のことだ。土曜日に誰にも嘘をつかなかった。そういうことだ。次の大会に向けて一生懸命トレーニングするよ。
何度もフォアに回り込みましたが、うまく動けていませんでしたね。膝は今日100%だったのですか?
冗談だろう。この質問にもう3回か4回答えたよ。今日は僕の膝について話すつもりはない。
今日言えるのは、スティーブ・ダルシーにおめでとうと言うことだけだ。彼はすばらしいプレーをした。今日、僕の膝について言ったらすべて言い訳だ。今日みたいな試合に負けた時に言い訳するのは好きじゃない。
彼は言い訳にはふさわしくないよ。
パリで、スケジュールを調整することについて少し話しましたね。もっとよく見直す必要があると考えているのではないですか?もちろん、クレーでプレーするのが好きだと思いますが、試合が多いですよね。このことを、将来に向けて、もっとよく見直す必要があると考えていますか?
何?分からなかった。
パリで、スケジュールを見直すかもしれないと言っていましたね。クレーであれほど多くプレーするのは、あのサーフェスを愛していても、体への負担が大きいと考えているのではないですか?
僕がプレーしすぎてるかどうか?そういう質問?
スケジュールを見直す必要があるのではないかと思うのですが。
どんなふうに?
春の大会を減らすということです。
大会を減らす?
そうです。
僕には未来を予言することはできない。計画をたてるときに、それがいいか悪いかは分からない。6時間前には、完璧なスケジュールだったのに、今は正反対だ。でもそれは真実じゃない。
言った通り、ケガから復帰して以来、自分がプレーできるという感触を持った時にプレーしてきた。プレーするのに申し分ないと感じた週にプレーしたというのが僕の感覚だ。
そして、ここウィンブルドンには、できるだけいい状態で入ろうとした。たぶん今年は今までになく大変だと分かっていたから。そして、本当にそうだった。
そういうこと。スケジュールは僕にとっては完璧だ。9大会のうち7つで優勝、2つは決勝に出た。今日、何か変えるということは言えないよ。そうするつもりはないから。今のスケジュールのままでいく。僕のシーズンはすばらしいよ。5か月前に思っていたよりずっといい。だから、すべてに満足してる。
今日は負けたけど、それは起こりうることだと分かってる。そして、それが起こった。それだけのことだ。
今でも、戻って来てウィンブルドンでもう一度優勝できると感じていますか?
2003年にも2004年にも、2005年にも、2006年にも2007年にも、分からなかった。だから・・・分からない。
僕にできるのは一生懸命やってこのサーフェスでの自分のゲームにチャンスを与え続けることだけだ。ここであと何年かプレーできて、ふさわしいレベルでプレーできるといいと思う。今年も去年も、すばらしいプレーはできなかった。それは明らかだ。でも努力するよ。
去年ロソルに負けた後、あなたを7ヶ月間見ませんでした。今回はどうでしょうか。いつあなたに会えるか、楽観的に考えていいですか?いつ、どの大会で復帰する予定ですか?
あまり遅くならないよ。それは確かだ。
2月に復帰した時、全仏が最優先でしたか?それともウィンブルドンがそれに並びますか?
本当に、順位はないんだ。どの大会でもベストを尽くそうとしてる。250でも500でも、グランドスラムでもね。もちろん、ローランギャロスは僕のゲームに合ってる。
でも、このスポーツでは、特定の大会に備える方法はないと思う。いろいろなことのせいで、そんなチャンスはないんだ。重要な大会に自信をもって入るには、試合に勝たなくちゃならない。十分にフィットするためには、試合をしなくちゃならない。それで、どの大会でも、僕はベストを尽くそうとしてるんだ。
いい状態で入れる大会もあれば、よくない大会もある。それだけだ。僕はキャリアの間じゅうずっとそう努力してきたし、プレーしてきた。
ダルシーがいいプレーをしたとしても、残念な敗退でしたよね。すぐに忘れることができますか?それとも何日かは心が痛む?
人生は続く。前にも言ったように、ドラマチックなものじゃない。スポーツなんだ。ゲームにすぎないよ。
2週間前、僕はすばらしい大会で優勝して、すばらしい状況にいた。その2週間後にはここで1回戦敗退だ。これがこのスポーツのポジティブなところでネガティブなところだね。
1回戦で負けるのは厳しいよ。でも、言ったように、ツアーは続くし、人生も続く。これは勝者のスポーツで、敗者のスポーツじゃない。敗者のことは誰も覚えてない。みんなが覚えているのは勝者だ。僕は敗者のことを覚えていたいとは思わない。
傲慢な人間だけが疑いを持たないと言いましたね。何度かそう言いました。芝での自分のプレーに疑いを持っていますか?それとも、クレーで育った人間として、芝で成し遂げたことを誇りに思いますか?
もちろん、疑いはあるよ。芝での疑いはある。クレーでも疑いはあるし、ハードでも、もちろんインドアでも。
疑いを持たないとすれば、それはテニスに情熱を感じていないからだ。ローランギャロスの1週目に、僕が疑いを持ってるのが分からない?もちろん、たくさんの疑いを持ってるよ。
今日は疑いをもってプレーした。そして、負けたんだ。
でも、自分の芝でのプレーを誇りに思う?
今日を誇りに思うか?
今日ではなく、ここ数年、あなたが芝でやったことに。
どう思う?5回の決勝と2回の優勝。どれだけの選手がこれを持っているんだろう。僕にとってはすごいことだ。でもそれが、僕がこのサーフェスで成功する努力を続けないという意味ではないけどね。
ソース:Wimbledon